さあ、散々迷った結果「中古マンションを買うぞ!」となったあなた。色々見たり聞いたり調べたりしたと思いますが、改めて学んだ人は復習として、これから検討しようと思う人も一度参考にしていただければと思います。それは絶対条件3つの「お金」「エリア」「広さ」を決めることです。

1.「お金」について

他の記事でも書いていますが、「中古マンション」の購入を決める一番のポイントは「いかに同スペックのマンションよりお得に購入することができるか」です。ちなみに、マンション購入予算の目安として少し前までは年収の5倍が一般的でしたが、最近は7倍とも言われています。なぜかというと、昔は銀行の融資が8割までしか融資してくれなかったことや、金利が今より高かったことが要因です。今は超低金利の1%なので昔の住宅ローンの金利が5〜8%だった時と事情が異なります。
とはいえ、将来の年収がどうなるか分からないことや、今は共働きだが、子供が生まれて専業主婦になるなど今と状況が変わること、リノベーションや家具・家電の購入などの費用もあるので、マンション購入予算を年収の5〜7倍はあくまで目安として考えると良いでしょう。

「エリア」について

マンション購入のエリアについては「通勤のしやすさ」「学校・公園などの子育て環境」「実家の近く」などがあります。ただ「一人」「夫婦」「ファミリー」「老後」など購入者の家族構成や年齢により、購入するエリアや場所は様々なのでこちらは今だけではなく、5年後、10年後も想定して検討すると良いでしょう。

これから子供が生まれるなら、「子育て環境」も大事ですし、後数年で定年退職や、リモートワークも普及する中で、会社に出勤する回数が減るなどの場合は「通勤のしやすさ」の優先順位を下げても良いかもしれません。人気のエリアに購入を検討する場合は、何度か足を運んで環境や雰囲気なども確認しましょう。

「広さ」について

広さも家族の構成によって一概に言えませんが、国土交通省が定めている「住生活基本計画における居住面積基準」があります。最低居住面積水準とは、文化的で健やかな生活を送るために欠かせない住宅の面積を示したものであり、「単身世帯で25㎡」「2人世帯で30㎡」「3人世帯で40㎡」「4人世帯で50㎡」と上記の水準を設けています。

「中古マンション」の物件は、60~70㎡の物件が多く70~80㎡、90㎡以上と続きます。なので、「3人家族で3LDK、70㎡」くらいを目安として、家族構成や予算と合わせてご検討ください。子供の人数を考慮、自宅で仕事をするなど同じ面積でも、部屋数を増やして4LDKとしたり、間取りや収納、バルコニー、部屋の向きの違いなど、広さ以外の要素でも使い勝手や住心地が変わります。
「中古マンション」のメリットの1つで「実際の物件を見ることができる」を活かして、部屋の広さはもちろん、間取りや眺望、日中の明るさや環境音などを確認することをオススメします。

まとめ

この3つの条件「お金」「エリア」「広さ」を決めたら後は、「1階は嫌だな」「15階以上が良いな」「角部屋が良いな」などの好みを付け足してみてもいいでしょう。これで、検索や相談した時に、候補の物件が多いなら更に要望の追加、逆に候補の物件が少ないなら要望を減らすなどして20〜30物件くらいになれば、それから候補を絞り実際の物件を見に行くなどして、より自分にあった物件を選んで見つけてください。