マンション購入を検討する際に気になるポイントの一つに「住人トラブル」があります。分譲マンションに住んだことのある人の多数がマンショントラブルを経験したことがあると言われています。多くは生活音などによる「騒音」が原因ですが、それ以外にも原因があります。
今回はそれらの原因やトラブルに遭った時、どうすればいいか考えていきましょう。
主なトラブルの一例
・騒音
・駐車場
・ペット
・タバコ
・ゴミ出し
・共有部の使い方
トラブル1.騒音
子どもの足音やテレビのボリューム、ドアの開閉や携帯電話、掃除機や洗濯機の音など、生活をしていると出る音や、大音量の音楽や楽器の音、深夜のしゃべり声など本人が注意していても、他人には騒音に聞こえる音などもトラブルの元になります。
トラブル2.駐車場
駐車場や駐輪場でも、意外とトラブルがあります。
自分の駐車場に知らない車が止まっていたり、早朝・深夜のエンジン音が気になる。駐輪場の入り口や導線上に自転車が放置されていたり、ちゃんとスペースに止めていないなど、ルールやマナーを守らない事もトラブルの原因になります。
トラブル3.ペット
ペットの鳴き声や匂い、しつけの問題、足音や多頭飼育などペット飼育可能のマンションでもトラブルになることがあります。ペット可のマンションでも、ペットを飼っていない住人もいるので、環境や認識が違うことも注意しましょう。ペット禁止のマンションで飼うことは、規約違反なので絶対にやめましょう。
トラブル4.タバコ
ベランダでの喫煙は、煙や匂いが上や隣の部屋に入っていくことでトラブルになることがあります。ポイ捨てや、駐車場や共用部での喫煙もトラブルの原因になるので、注意しましょう。
トラブル5.ゴミ出し
施設内で24時間ゴミ出し可能なマンションも増えましたが、そうでないマンションもあるので、曜日や時間を守らいないとトラブルになります。それ以外にもゴミの分別ができていない、袋の口をちゃんと閉めていない、捨てる時に投げて破れたり、手前に置くので次の人が入れにくいなど、マナーを守らないこともトラブルの原因になります。
トラブル6.共有部の使い方
玄関前に荷物や子どもの自転車を出している、エントランスやエレベーターを汚したまま放置するなど、共有部の使い方もトラブルになるので気を付けましょう。
もしトラブルに遭った場合は?
もしマンションでトラブルに遭った場合、自分で解決しようとすると、悪化したり、逆恨みされたりする場合があるので、自分で解決するのではなく、適切な対処法を考えましょう。
・管理人・管理組合・管理会社に相談
・警察・弁護士に相談
・引っ越しも検討
・管理人・管理組合・管理会社に相談
まずはマンションの管理者に相談してみましょう。
トラブルの内容、トラブルの遭った時期、それらの証拠などがあれば提示して対応を検討してもらいましょう。マンション内での注意喚起や、他の住人も同じようなトラブルが無いかなど、マンション全体の改善にも繋がります。
・警察・弁護士に相談
もし、管理組合・管理会社の対応で良くならなかったら、警察や弁護士に相談してみましょう。警察の場合は、事件性がないとなかなか動いてくれませんが、相談に応じたり、トラブルの原因となる相手への具体的な対応方法などのアドバイスを受けることができます。
弁護士は費用や時間がかかるので、それも含めてどうするか考えましょう。
・引っ越しも検討
一度改善しても、時間が経つとまた繰り返したり、違うトラブルが出てくるなど、同じマンションに住み続ける限りトラブルが続く可能性もあります。
どうしてもこのマンションじゃないといけないという理由が無いのであれば、引っ越しする事も検討しましょう。手段として検討するだけでも、気持ちが楽になる場合もあるので、判断材料として考えましょう。
まとめ
これらのトラブルに巻き込まれないために、購入する前にできることとして
・住人の年齢や生活スタイルが購入者とズレはないか
・ゴミ捨て場、駐輪場・駐車場など共有部はキレイか
・現状で住人トラブルがないか
などを確認して、購入後も
・引越し後に挨拶をする
・自分がトラブルの原因にならないように気をつける
などに注意し、トラブルのない快適な環境を目指しましょう!