「お金」「エリア」「広さ」のすべて満足して買ったはずの物件なのに・・・

「中古マンション」を購入し、住んでみるとこんなはずじゃなかった、という後悔や失敗をした人も多いのです。そこで、購入する前に「中古マンション」を購入後に「後悔・失敗」したと思っている事例を見てみましょう。そうすることで、未然に防いだり、購入時に確認できることもあります。

1.隣人や外部からの騒音

生活スタイルの違いで、夜遅くまで大きな音やしゃべり声、逆に朝早くからの生活音。他にも赤ちゃんや子供や声、ペットの鳴き声。上の部屋から子供やペットの足音や。近くの病院に頻繁に入る救急車のサイレン。国道沿いではトラックやバイクの音など。事前に知ることが難しい問題です。

2.修繕費のコスト増

購入時に安かったこともあって決め手の1つだったのに、いざ購入して数年でアップ。「中古マンション」では購入後に上がることもあるので、極端に安すぎるところも要注意です。前に行った大規模修繕工事や、これから行う大規模修繕工事予定についても、購入時に営業担当者に確認しておきましょう。

3.耐震基準が「旧耐震基準」だった

耐震基準には現行の「新耐震基準」と1981年6月以前の「旧耐震基準」があり、築古のマンションだと「旧耐震基準」になります。ただ「旧耐震基準」だから駄目ということではなく、あくまでも耐震の基準の違いなので、古い物件でも丈夫な物件はたくさんあります。古めの「中古マンション」を検討する場合は耐震基準が「新耐震基準」か「旧耐震基準」のどちらかも確認することをオススメします。他にも川が近くにある場合など、ハザードマップで地盤や水害についても確認しておきましょう。

4.部屋選びで「後悔・失敗」

意外に多いのが部屋選びです。「お金」「エリア」「広さ」と内覧では問題なかったのに、いざ生活すると分かる問題もあります。
例えば、エントランスやエレベーターから遠かった。リビングは明るいのに、他の部屋が日中でも日が入らない。日当たりが悪くて湿度やカビが凄い。逆に日中の日当たりが良すぎて暑すぎる。高層階じゃ無いと思っていたが、虫が入ってくる。リフォームを考えていたのに、壊せない壁がある。など、実際生活をしてからこそ分かる事も意外にあります。自分で見て調べるだけでは限界があるので、「中古マンション」を購入する場合は「オーナー(居住者)」から話を聞くことで、日々の生活の中でしか発見できないマンションに関する事情を確認することもできます。

まとめ

いくら気に入った物件であっても、自分の年齢や家族構成・生活スタイルなどの状況が、住居として必要とする内容とあまりにもかけ離れているなら、「後悔・失敗」が出てくる可能性があります。

また、「中古マンション」だとその物件1つということが多いので「人気がある」「内覧予約中」「商談中」などと言われると焦って購入を決めてしまうケースもあるので気をつけましょう。「絶対にこの物件じゃないと!」という余程の理由がない限りは、何度か足を運んで確認したり、金額の交渉を行うなど、少し余裕をもって物件を選ぶことで上手くいきます。
 「中古マンション」だと住人や購入者の口コミサイトを利用することで、今の住人もしくは実際に住んでいた人の実体験の意見を参考にすることもできます。