予算や立地、広さや設備などアレコレ見て最終いくつか候補を絞って内覧することになりました。「新築マンション」と「中古マンション」では内覧までの方法も異なりますが、チェックするポイントも違います。今回は「中古マンション」の内覧時に確認するポイントについて考えていきます。

「中古マンション」を内覧する前に

「中古マンション」はオーナー(住居者)がまだいる事が多々あることを事前に理解しておきましょう。内覧を希望する際は、日時を不動産業者に伝え、オーナー(住居者)と調整してもらいます。それから調整ができた段階で、初めて内覧となります。
オーナー(住居者)もどんな人が来るのか、または住むことになるのかは気になるものです。最低限のマナーとして「挨拶」をすることで、良い印象と関係をもってもらい、内覧をスムーズに行いましょう。扉を勝手に開けたり部屋に入ったり、写真を撮ったりすることはNGです。
時間があれば、内覧以外にも、実際の生活や周辺環境、マンション内の住人について、良い点やそうでない点なども聞いてみましょう。事前に準備するものとしては、「スリッパ」「メジャー」「メモ」を持っていくと良いでしょう。写真はスマホで撮れるので「カメラ」をわざわざ準備する必要はありません。
ただ、こちらもマナーとして勝手に写真をとったり、サイズを図ったり、獲った写真をSNSで上げることはNGです。必ず事前に確認しましょう。

「中古マンション」内覧時の確認ポイント

大きく「マンション外観・共有部(室外)」「室内」「周辺環境」 の3つに分けました。

マンション外観・共有部

・エントランスは掃除が行き届いているか
・掲示物はキレイか
・ポストにチラシが溜まってないか
・共有部の掃除は行き届いているか
・電気・照明は切れていないか
・駐輪場に廃車やゴミはないか
・外壁・床などにひび割れはないか
・塗装の剥がれやサビなどはないか
・植栽は手入れされているか、枯れたままになっていないか

室内

・各部屋の日当たりや明るさ
・バルコニーからの眺望、大きな建物はないか
・窓を開けたときの風通しはいいか
・壁・床・天井に傷や汚れはないか
・ドアや窓の開閉はスムーズか
・水回りはキレイか、匂いはしないか
・水回りの機器交換は必要ないか

周辺環境

・スーパー、コンビニ、商店街など、日常の買い物できるお店があるか
・学校、公園など子育て環境・施設はあるか
・病院・薬局などはあるか
・周辺の道は暗くないか、街灯はあるか
・風俗営業施設はないか
・ハザードマップはどうか

これらを1回の内覧で網羅することは難しいので、これらのポイントと、自分の気になるポイントなどを事前にまとめて、確認したりオーナー(住居者)に質問しましょう。

内覧の回数について

1回の内覧で完結できないからといって5回も6回も行くのはオーナー(住居者)にも迷惑がかかるので、2回~3回くらいが一般的なようです。2回目以降の内覧については最終候補の最終確認として、「何を確認したいのか」をしっかりまとめて行きましょう。周辺環境であれば予約を取る必要もないので1回目の内覧と違う時間に見て確認するのもオススメです。

まとめ

「中古マンション」はその1物件しかないので、もし買いたいと言う人が数人いた場合は、先着順となります。すぐ決めるのは難しく、時間がかかるものですが、内覧して候補から外れた物件、最終迷っている物件など、担当している営業さんに伝えることで、物件の売買状況も確認しておきましょう。あなたにとっていいと思う物件は、他の人にとってもいい物件なので、決定するタイミングだけ気をつけましょう。